今年もやってきました。きょうだいさんのハロウィン!「第11回きょうだいさんの広場」は、2025年10月26日(日)、済美養護学校体育館で開かれました。小学1年生から中学1年生まで14名(午前7名、午後7名)のきょうだいさん、のべ22名のボランティアさんが集まりました。
今秋は急に寒くなったせいか体調をくずしてお休みになる人も多かったのですが、きょうだいさんの広場はいつでも皆さんを待っていますよ。

はじめは、「しょうかいビンゴ」で互いに自己紹介。誰と話したらいいかな、とドキドキしながら話をしていくうちに少しずつみんなの声も大きくなりました。
「おばけおにごっこ」は子どもたちの本領発揮。すばやい動き、元気な声にどんどん会場の熱気が高まっていきました。
恒例のハロウイン工作は、今年は紙皿を組み合わせたバッグを作りました。紙皿の切り方や組み合わせでさまざまな形ができました。そこにシールやリボン、色紙等を使って飾り、素敵なバッグが生み出されました。まるで王様の財宝のようなキラキラバッグやシンプルであたたかみのあるバッグ、開け閉めのできるおしゃれなバッグ、かわいい顔のバッグ… どれも魅力的でワクワクしました。

後半はマイバッグを持ってお菓子ゲットゲーム。「つまんでゲット」、「おかしつり」、「輪投げ」「魔女の相談室」の4つのコーナーを巡りました。各ゲームをボランティアさんが担当。飾りつけや点数配分も工夫してくださり、子どもたちは楽しみながらお菓子をゲットしました。ボランティアさんとのふれあいで子どもたちの満足度もぐんとアップしたようです。

今回は初めて「魔女の相談室」としておしゃべりコーナーを設けました。おみくじチョコをひいたりトーキングカードを用いたりして楽しくおしゃべりしました。わからない時や話したくない時は「パスカード」を使ってもいい約束でしたが、誰も使うことなくいろいろな話をしました。好きなことややってみたいことを聞くと、「友達と話すのが楽しい」、「ミセスグリーンアップルが好き!」「テーマパークに行きたい」 タイムマシンがあったら・・「大人になった自分を見てみたい」「小さい頃にもどってみたい」などなど。子どもたちの内には話したいことがいっぱいつまっていました。
「自分の話を聞いてほしい」と誰もが思うけれど、ふだんの生活ではなかなか機会がないこともあります。きょうだいさんの広場は家でも学校でもない「第3の場所」だからこそ話しやすいこともあるでしょう。広場に集まる仲間や大人(スタッフやボランティア)とおしゃべりするのが楽しいな、と感じてくれたら嬉しいです。自分の話や自分自身を受けとめてもらえる安心感のある場所。そういう場所として「きょうだいさんの広場」をこれからも続けていきたいです。
